共聴ケーブルとは
ケーブル方式の仕組み
ケーブルテレビ会社のアンテナでテレビ放送の電波を受信し、最寄りの電柱に新設された分岐器(タップオフ)からケーブルで引き込み、保安器を経由してマンションまで引き込まれた電波を各部屋まで送信します。
流れとしては、以下の通りです。
- ケーブルテレビ会社が受信した電波を信号に変換します。
- 信号を電柱に敷設された分岐器(タップオフ)からケーブルで引き込みます。
- 保安器から共用のアンテナに信号が送られ、同軸ケーブルを通じて増幅器(ブースター)や分配器などを経由し、各世帯のテレビ端子に信号が届きます。
このうち、保安器とは、落雷などでケーブルに異常電圧がかかったときに周辺機器を保護するものを言います。
増幅器は、配線が長かったり、信号の分配数が多かったりすると次第に信号が弱まるため、これにより増幅するための機器です。
分配器は、テレビ信号を周波数を買えずに同じレベルで複数に分けるための機器です。各系統・各部屋に分配します。
テレビ端子は室内までに届いた信号を取り出す機器で、ケーブルでテレビとテレビ端子を接続することでテレビが映るという仕組みです。