市街化調整区域
2.市街化調整区域のデメリットは
市街化調整区域は、都市計画による開発を抑制する区域ですから市街化区域と比較していろいろとデメリットの多い区域だと言えます。
そのデメリットには次のようなものが挙げられます。
・建物の新築やリフォームに禁止や制限がかかる
・下水道・都市ガスといった生活インフラが整備されていない。
・区域内でインフラ整備は自己負担でしなければならない。この場合助成金の対象外となることが多い。
・商業店舗がないために買い物が不便である。
・駅、学校、病院、市区役所といった重要施設がない。
・コンビニ、ガソリンスタンド、飲食店などの店舗がない。
・不動産取引の対象としての価値が低い。
・市街地への交通手段の確保が難しい。
・売買による金融ローンが組みにくい。
このように市街化調整区域は開発の進まない田畑などの農地がほとんどですから、生活の基盤となるインフラが整備されていないことが大きなネックとなり不動産取引の対象にならない一面も持っています。