引き渡し前の残置物撤去とは?
残置物がある状態の不動産を売買する場合、引き渡し前までに売主が撤去するか、残置物が残ったままの状態で引き渡しするかを契約書で定めます。
残置物が残ったままの状態で引き渡しをする場合、基本的に買主は「引き渡し後」に残置物を撤去します。というのも、引き渡し前までは敷地内に存在する家具家財等も売主の所有物であるためです。
一般的には、「売主は引き渡し後には残置物の所有権を放棄する」という主旨の特約などを定め、売買後に売主が「本当はあのタンスだけは処分せずに使用したかった」などの主張が出てトラブルにならないようにしておきます。